特定技能の手続き

Q8 造船・舶用工業分野の特定技能1号試験には、どういうものがありますか?

投稿日:

【広告】 特定技能ビザ申請 200,000円 土日祝・夜間・出張相談可能             外国人雇用は、外国人ビザ専門の行政書士清水オフィスにおまかせください!

 

 

 

A 

造船・舶用工業分野の特定技能1号外国人に必要な技能のレベルは、「造船・舶用工業分野特定技能1号試験」に合格することが必要です。その内容を詳しく見ていきます。

 

試験区分

・ 試験科目には、次の6種類の試験区分があり、

溶接

塗装

鉄工

仕上げ

機械加工

電気機器組立て

それぞれに学科試験と実技試験があります(溶接は実技試験の免除される場合あり)。

 

試験内容

「学科試験」

安全衛生、各業務区分の作業全般に係る業務上必要となる知識及び能力を確認するもので、試験時間は60分、問題数は30問の真偽法(○×式) で、合格には、60%以上の正答率が必要です。

「実技試験」

業務上必要となる技能水準を確認するもので、詳細は以下のとおりです。

・試験場所は、申請者が用意し、協会から試験監督者が派遣されます。

・国内での試験の実施方法としては、集合方式と出張方式とがあります。このうち出張方式は、申請に基づき、申請者が希望する場所に協会の試験監督者が派遣されて行うものです。

・出張方式では、学科試験が実施できる部屋、実技試験用の機械設備、試験用機材、支給材料等を準備し、また協会が要求する措置を実施する必要があります。

船・舶用工業分野の特定技能1号試験は、申請に基づき、申請者が希望する場所に本会の試験監督者を派遣し、随時試験を実施します。

 

【溶接】

実施機関である一般社団法人日本海事協会(以下、「協会」という。)の定める試験母材、溶接材料を用いて溶接するもの。

試験内容

・溶接方法:手溶接(MW)、半自動溶接(SW)、ティグ溶接(TW)のいずれか

・製品の種類:板材(P)

・継手の種類:突合せ溶接(B)

・母材の種類:普通鋼(CS)、ステンレス鋼(SU)、アルミニウム合金(AL)のいずれか

・母材の厚さ:9mm以上

・溶接姿勢:下向(PA)

・継手の詳細:片面溶接 裏当てあり(ss mb)

により、溶接された試験材の「外観検査」、「曲げ試験」(一部は代替として「放射線透過試験」)により有害な割れ、融合不良その他の欠陥がないこと

合否基準

「外観試験」 有害と認められる割れ、ブローホール、アンダーカット、その他の欠陥があってはならない。

「曲げ試験又は放射線透過試験」 有害と認められる割れ、融合不良、溶込み不良、その他欠陥があってはならない。

・作業着、帽子又はヘルメット、安全靴、皮手袋、溶 接用保護面、防じんマスク等は持参が必要である。

*ただし、申請時点で有効な溶接士技量資格をすでに取得しているときは、以下のいずれも満たすことの「溶接士技量資格の技量証明書」(協会交付)の提示があれば免除される。

 ・溶接方法:「手溶接」、「半自動溶接」又は「ティグ溶接」

 ・製品の種類:「板材」

 ・継手の種類:「突合せ溶接」

 ・母材の種類:「普通鋼」、「ステンレス鋼」又は「アルミニウム合金」

 ・母材の厚さ:4.5mm 以上

 ・溶接姿勢:「下向」、「横向」、「上向」又は「立向上進」

 ・継手の詳細:「片面溶接 裏当てあり」、「片面溶接 裏当てなし」、「両面溶接 裏堀りあり」又は「両面溶接 裏堀りなし」

【塗装】

協会が別に定める金属板に対して、協会の指示に従い、次の作業を行うもの。

試験内容

・素地調整、マスキング、エアレススプレー、エアスプレー、ローラ又は刷毛を用いた塗装

合否基準

・塗装にむら、ゆず肌がない。

・塗装膜厚が指示した膜厚以上である。

・指示のとおりマスキングされ、かつ、当該マスキング箇所に塗料の付着がない。

・指示以外の塗装、マスキング等がされていない。

【鉄工】

協会が別に定める材料を用い、協会の指示に従い次の作業を含む組立て作業を行うもの。

試験内容

・けがき、ガス切断、曲げ作業、仮付け溶接

合格基準

組み立てられた材料に対し、以下のことに満足すること

・ガス切断した個所に大きなうねりがない。

・指示した寸法、誤差範囲内に組み立てられている。

・仮付け溶接にはく離がない。

・指示以外の切断、溶接その他の加工がなされていない。

【仕上げ】

試験内容

協会が別に定める材料及び工具を用い、協会の指示に従い所定の精度に仕上げ加工し、組合せ作業を行うもの。

合格規準

・指示された表面粗さに仕上げられている。

・指示されたすき間になるよう仕上げられている。

・その他指示のとおり仕上げられている。

・指示以外の加工がなされていない。

【機械加工】

試験内容

協会が別に定める材料及び工作機械を用い、加工図その他協会の指示に従い切削加工を行い、所定の寸法、精度に仕上げるもの。

合格基準

機械加工された材料に対し、以下を満足すること。

・指示に従い機械加工されている。

・指示された寸法及び精度である。

・指示以外の加工がなされていない。

【電気機器組立】

試験内容

協会が別に定める材料及び工具を用い、協会の指示に従い、器具の取付、電線の圧着接続、配線作業等を含む組立作業を行うもの。

合否基準

・ 指示に従い器具が取り付けられ、かつ、配線されている。

・ 制御回路を有する場合は、指示のとおり動作する。

・ 指示以外の器具の取付け、配線がなされていない。

・技能試験については、「こちら」(実施主体:一般社団法人 日本海事協会HP)をご覧ください。

 

Q&A 特定技能の「造船・舶用工業分野」について、詳しく教えてください」に戻る

 

併せて、

造船・舶用工業分野に必要な提出書類リスト(特定技能ビザ)

特定技能の在留資格変更手続きの必要書類は?(外国人本人編)

特定技能の在留資格変更手続きの必要書類は?(事業主・法人編)」

特定技能の在留資格変更手続きの必要書類は?(個人事業主編)

をご覧ください。

 

また、最近の「2022年6月1日からの水際対策(概略)」もご覧ください。

 

 

お問い合わせ

  

名古屋就労ビザセンターへの

お問い合わせは、

➀電話or②お問い合わせフォーム

から受付けております。

単なるご相談にはお答えできません。

ご相談のみをご検討の方は、お問い合わせをお断りします。

 

TEL 052ー201-5182

   (タップすると、直接つながります)

 

 

   

-特定技能の手続き

Copyright© 名古屋外国人就労ビザセンター , 2024 AllRights Reserved Powered by micata2.