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「2022年6月1日からの水際対策」の変遷  (2022/10/10日まで)

投稿日:2022年8月31日 更新日:

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2022年10月11日から

 

詳しくは、「こちら」をご覧ください。

 

【速報】下記の9/12~13の記事の内容について

2022/9/22の報道によりますと、水際対策の見直しとしての首相表明がありました。

10/11からの措置概略として、

①一日当たりの受入れ人数上限を撤廃する。

②添乗員の有無にかかわらず、団体ツアーに限定した観光目的の入国の他、個人旅行も解禁する。

③短期滞在であれば査証(ビザ)の取得を免除する。

 

2022/9/12~13の報道に接すると、昨今、継続する円安を契機として、インバウンド(訪日外国人)の拡大による消費の活性化などの声を踏まえ、①1日5万人の受け入れ人数上限を撤廃、②添乗員あり、なしの団体ツアーに限定を撤廃し個人旅行も可能化、③全入国者への査証(ビザ)要求の見直し(コロナ禍前は、68の国・地域からの短期滞在にはビザ免除)が、検討されているようです。

国内のコロナ感染状況、外国の新型コロナ対策などを総合的に検討され、その方向で見直しがされるものと推察します。

 

はじめに

新型コロナの世界的な感染拡大を受けて、これまで外国から入国するにあたっては、入国拒否を原則として、日本人や再入国者などに対する緩和措置がなされていましたが、2022年6月1日からは、オミクロン株が支配的な国・地域を「赤」「黄」「青」に区分し、新型コロナワクチンの3回接種者には、自宅などの待機や待機不要とする措置に切り替わってきています。その水際対策も、感染状況などを踏まえ、少しずつ修正されています。

ここでは、その変遷を整理しましたので、ご参考にしてください(新しいものから古いものへの表示となっています。)。

*それ以前の対策についての記事は、最下部に表示してありますURLにリンクして参考にしてください。

 

2022年9月14日から10月10日まで

「赤」の国・地域からのワクチン接種証明書を保持する入国者及び「青」の国・地域からのワクチン接種証明書を保持しない入国者は、自宅などでの待機し、3日目以降に「PCR検査」を自主的に行い、陰性であれば所定の届出などの手続きを行えば、待機解除とされていましたが、

今回、3日目の検査は、「PCR検査」又は「抗原定検査」のいずれかを1回実施して陰性であれば、また追加策として、2日目と3日目の両日に、「抗原定検査」を1回ずつ実施し、2回とも陰性であれば、その後の待機が解除されることとされました。

*「PCR」、「抗原定量検査」、「抗原定性検査」については、「こちら」をご覧ください。

この措置は、令和4(2022)年9月 14 日午前0時(日本時間)以降に帰国・入国者に適用されます。

国・地域 ワクチン3回接種 出向72時間検査 入国時検査 待機場所への公共交通機関利用入国時検査 待機場所 待機期間・検査等
3日間 2+3日目の2回 3日目の1回 検査結果 4~5日目
不要 自宅など 待機 有(注1) 陰性 解除
待機 有(注2) 陰性 解除
待機 待機
不可 宿泊施設 待機 陰性 解除
不要
自宅など 待機 有(注1) 陰性 解除
待機 有(注2) 陰性 解除
待機 待機
不要

(注1) PCR検査又は抗原定検査のいずれかを3日目(以降)に1回検査する。

(注2) 抗原定検査をキットを用いて、2日目と3日目とそれぞれ1回ずつ検査する。いずれも陰性であれば、4日目からは待機解除となる。

                

2022年9月7日から

(「赤」「黄」「青」の国・地域からの)「全ての帰国者・入国者について、新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種証明書(外務省及び厚生労働省において有効と確認し、措置(28)の別添2で定められたワクチン3回目接種済みであることの証明書。以下、「ワクチン接種証明書」という。)を保持している場合は、出国前 72 時間以内の検査証明の提出を求めないこととする。」

なお、9/7からとは、9月7日午前0時(日本時間)以降に到着予定時刻である航空機に搭乗する入国者は、新たな措置の対象者となることです。

国・地域 ワクチン3回接種 出向72時間検査 入国時検査 待機場所への公共交通機関利用入国時検査 待機場所 待機期間・検査等
3日間 3日目検査 検査結果 4~5日目
不要 自宅など 待機 陰性 解除
待機 待機
不可 宿泊施設 待機 陰性 解除
不要
自宅など 待機 陰性 解除
待機 待機
不要

                  

2022年7月28日から

(1)(「赤」「黄」「青」の国・地域からの)「帰国者・入国者に求めている入国後の自宅等待機、待機期間中の健康フォローアップ、公共交通機関不使用の各期間のうち、原則7日間としているものについて、5日間に変更」

国・地域 ワクチン3回接種 出向72時間検査 入国時検査 待機場所への公共交通機関利用入国時検査 待機場所 待機期間・検査等
3日間 3日目検査 検査結果 4~5日目
自宅など 待機 陰性 解除
待機 待機
不可 宿泊施設 待機 陰性 解除
自宅など 待機 陰性 解除
待機 待機

(2)国・地域区分の指定変更:7/27から、「パキスタン、フィジー」を「赤」から「黄」に、「ネパール、ペルー、モルドバ、西サハラ」を「黄」か「青」に変更

          ↑

2022年6月1日から

新型コロナウイルスの知見、海外の流行状況、日本への流入リスクなどをもとに、各国・地域の状況に応じて、「赤」「黄」「青」に区分し(「こちら」をご覧ください。)、日本に入国しようとするすべての人は、入国前14日以内に滞在した国・地域がどの区分に応じ、入管指定の宿泊施設や自宅などでの待機など、入国後のは、定められた行動をとる必要があります。

 国・地域 ワクチン3回接種  出国72時間前  入国時検査 待機場所目の公共交通機関利用利用  待機場所 待機期間・検査等
3日間 3日目検査 検査結果 4~7目
   赤 要  自宅など 待機 陰性 解除
待機  ー 待機
不可 宿泊施設 待機  陰性 解除
   黄  ー
自宅など  待機  有  陰性  解除
 待機  無  ー 待機
  青 要   ー
 ー

 

参考

待機にとるべき対応

・自宅などでの待機期間中は、「入国者健康確認センター」がフォローアップを行います。

・待機の方の行うべき事項は、「こちら」をご覧ください。

・検査(自宅で行う自主検査)の結果は、厚生労働省に届け、待機解除の通知が来れば待機修了となり、自由行動となります。

【陰性の届出と解除のタイミング】

・「18:00までの届出」→​確認・受理された場合「明日から待機解除となります。」との通知が当日中に届きます。


・「18:01以降の届出」→翌日の確認・受理となりますので、4日目に「本日から待機解除となります。」と通知が届きます。​

・3日目の検査結果を4日目に届出た場合

→「18:00までの届出」であれば当日中の解除

→「18:01以降の場合」は、5日目から待機解除となります。

 

これまで掲載した水際対策の記事

原則上陸拒否の措置の中、新規の外国人が入国できるようになった2021年11月6日からの緩和措置(一定の者に対して、雇用企業・団体等が、受入責任者として、その事業を所管する省庁に活動計画書の審査を受け、PCR等の検査、結果報告を条件に入国を認める。)から、オミクロン株の広がりを受けて、その取扱いが変更になったころからの記事です。

記事のそれぞれは、措置の大枠のなかで、指定国・地域の変遷があり、それを反映した最後の表記にはなっていますが、どういう枠組みで水際対策が行われてきたかが参考となります。

・「変異株オミクロンの発生で新規入国が停止に(水際対策の強化へ)」

「新型コロナウイルス感染拡大防止としての上陸拒否など(概要)」

・「上陸拒否、水際対策措置の現状について」

「大きく変わる水際対策の概要(2022年3月1日から)」

「2022年6月1日からの水際対策(概略)」

「2022年9月7日からの水際対策はどう変わるの?」

などもご覧ください。

その他

次の水際対策についても、見直しがされます。

「本年9月7日から、水際対策について以下の措置を講じる。

1.外国人観光客の入国制限の見直し

旅行代理店等を受入責任者とするパッケージツアーについて、添乗員を伴わないものも認めることとし、対象国・地域も全ての国・地域に拡大する。

2.入国者総数の引上げ

入国者総数の上限について、現在の1日 20,000 人目途を、1日50,000 人目途に引き上げることとする。」

(2022/9/1、内閣官房、法務省、外務省、厚生労働省、国土交通省)

1について、

これまでは、「青」の国・地域からの観光目的の外国人の入国は、旅行代理店等が受入責任者として、添乗員付きのパッケージツアーに限定して受け入れるとしてきました。

今回の見直しは、「赤」「黄」「青」の区別なく、全ての国・地域から観光目的の入国は、添乗員がないパッケージツアーについても可能とするものです(引き続き、旅行代理店等が受入責任者となることが必要です)。

なお、「本邦への上陸申請前14日以内に滞在した国・地域及び有効なワクチン接種証明書の保持の有無により、入国時の検査及び待機を求められる場合がある」(注)としていますから、

観光目的の入国者であっても、「赤」「黄」の国・地域からの3回のワクチン未接種者は、入国後3日間は宿泊施設などでの待機が必要となります。

(注)「「6月10日からの外国人観光客の受入開始」及び「9月7日からの添乗員を伴わないパッケージツアーの受入開始」等の Q&A (令和4年9月6日時点)」

 

2について、

上限の推移は次のとおりです。

◇2021/12/1(3,500人) → ◇2022/3/1(5,000人) → ◇2022/3/14(7,000人) → ◇2022/4/10(10,000人)  → ◇2022/6/1(20,000人) → ◇2022/9/7(50,000人)

 

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