A 特定技能外国人は、その専門的な技能を即戦力として活用する制度であることから、航空分野では、相当程度の知識又は経験を必要とする「空港グランドハンドリング」、「航空機整備業務」に従事します。
・当該外国人は、従事しようとする航空分野の業務に必要な技能や日本語能力が、一定以上の水準であることが必要です。それを有するかどうかは、特定技能評価試験に合格していることと、日本語能力は、指定された種類の「日本語試験」に合格していることが必要です。
・特定技能評価試験には、「航空分野:空港グランドハンドリング」と「航空分野:航空機整備」の2種類があります。
1 技能水準の評価試験
(1)「航空分野特定技能評価試験」
ア 空港グランドハンドリング
試験の水準は、専門性・技能を生かした業務に即戦力として従事できる知識と経験を兼ね備わっていることを測定するため、実務経験2年程度の者が受験した場合の合格率が7割程度となる水準とされ、筆記と実技試験があります。
【筆記試験】
空港グランドハンドリング業務のうち、次の分野に関し、基礎的な知識と現場において適切な対応をとるために必要な知識を判定するもの。
・ランプエリア内での安全・セキュリティー確保
・貨物のハンドリング
・手荷物のハンドリング
・客室内清掃
・誘導作業
【実技試験】
空港グランドハンドリング業務のうち、次の基本技術に関し、実務能力を判定するもの。
・ランプエリア内での安全・セキュリティー確保
・貨物のハンドリング
・手荷物のハンドリング
・客室内清掃
《参考》 特定技能外国人の雇用を希望する企業情報については、「こちら」をご覧ください。
イ 航空機整備
試験の水準は、専門性・技能を生かした業務に即戦力として従事できる知識と経験を兼ね備わっていることを測定するため、実務経験2年程度の者が受験した場合の合格率が、7割程度とされており、筆記試験と実技試験があります。
【 筆記試験】
航空機整備業務のうち次の3分野に関し基礎的な知識と現場において適切な対応をとるために必要な知識を判定するものです。
・航空機の基本技術(締結、電気計測)
・作業安全・品質
・航空機概要
【 実技試験】
航空機整備業務のうち次の基本技術についての実務能力を判定するものです。
・締結 適切な工具を使用して、ボルト・スクリューおよびナットの結合・回り止めが正確にできること。
・電気計測 適切な計測器を使用して、電気計測ができること。
・この技能評価試験は、「公益社団法人 日本航空技術協会」が行うこととされています。
・ただし、新型コロナ感染などの影響により、令和3(2021)年度の実績では、「空港グランドハンドリング評価試験」は、東京でのみ4回実施されましたが、「航空機整備評価試験」は、令和元年の実施以降、国内でも海外でも行われていないようです。
2 日本語能力水準
「日本語能力試験(N4以上)」または「国際交流基金日本語基礎テスト」の合格
・日本語能力試験については、「こちら」をご覧ください。
・国際交流基金日本語基礎テストについては、「こちら」をご覧ください
「Q&A 特定技能の「航空分野」について、詳しく教えてください」に戻る。
あわせて、
「特定技能の在留資格変更手続きの必要書類は?(外国人本人編)」
「特定技能の在留資格変更手続きの必要書類は?(事業主・法人編)」
「特定技能の在留資格変更手続きの必要書類は?(個人事業主編)」
をご覧ください。
また、最近の「2022年6月1日からの水際対策(概略)」もご覧ください。
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