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大きく変わる水際対策の概要(2022年3月1日から)*6/1一部更新*

投稿日:2022年2月28日 更新日:

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*2022年6月1日以降の取り扱い

下記の水際対策措置の項目のうち、

項目1については、

「特殊事情」として「短期の観光目的」にも入国を認める(ただし、旅行代理店などが受入責任者となり、青色区分の国・地域からの旅行者で添乗員付きパッケージツアーに限定)こと。

項目2については、

各国、地域の感染状況を踏まえ、3つのパターンに区分して、それぞれの入国後に取らなければならない行動について定めること。

詳しくは、「2022年6月1日からの水際対策(概略)」をご覧ください。

項目3については、

基本的には変更ありません。

項目4については、

基本的には変更ありません。

 

なお、入国者総数の上限が、これまでの10,000人/日から20,000人/日を目途とされます。

 

Contents

以下は、2022年5月31日までの扱いです。

 

はじめに

新型コロナウィルスの感染拡大、なかでもイギリスでの変種ウイルスの感染拡大を受けて、新規入国拒否などの「水際対策強化に係る新たな措置」が2020年12月から講じられ、その後今日まで、全世界の国・地域を対象に幾多の対策強化が図られてきました。

特に、2021年11月からは、南アフリカ共和国で変異した感染力の強いオミクロン株が世界中でのまん延のため、外国人の新規入国は原則拒否し、入国を認められた者は、外部との接触を避けるため、一定期間を検疫所が確保する宿泊施設や自宅等での待機することが求められました。

このような厳しい措置を国内外で「鎖国」と揶揄され、国内では、外国人の新規入国できなくなったことにより、外国人の知識技術や経験等を活用する企業や技能実習生の受け入れ事業者などへの影響を見るに至り、オミクロン株の知見や感染防止策が積み重ねられてきた現状を総合的に判断し、これまでの措置を大幅に緩和することとなりました。

岸田総理大臣の記者会見骨子

2月17日、岸田総理大臣が記者会見を行い、3月1日からは、技能実習生、留学生等の新規入国を認めるなどの「水際対策措置」の緩和措置の方向性を示しました。

主な内容

・観光目的以外の外国人(技能実習生や留学生等)の新規入国は、受入責任者(事業所、教育機関等の団体)の管理の下に認めること(事前申請手続きの簡素化へ)。

・入国後の指定施設や自宅での待機期間は、入国前、入国時、入国後3日目の検査が全て陰性であることを条件に3日間に短縮すること。

・感染拡大していない国・地域からの入国者で、3回のワクチン接種があれば、待機期間を0日とされること。

・感染拡大の国・地域からの入国者は、指定施設での待機を一律3日間とすること。

・入国できる人数は、帰国する日本人を含めて1日5,000人を上限とすること。

*ただし、3/14からは7,000人、4/10からは10,000人に引き上げ。

これまでの水際対策強化措置

大きく分けて次の2点でした。

1 再入国者、日本人の配偶者など「特段の事情」のあるもの以外の新規入国の制限

2 入国許可を受けた者の入国後の待機等

詳しくは、「こちら」をご覧ください。

 

これからの水際対策強化措置

1 観光目的以外の次の入国者を「特段の事情」のあるものとして新規入国を認めることを原則とする。

入国拒否国・地域からの入国は、原則として認められませんが、特段の事情があるときに限り入国できます(ただし、入国拒否国・地域以外からの入国であっても、同様の扱いのようです)。

〇商用、就労等の目的の短期間の滞在(3か月以下)の新規入国者

〇長期間の滞在の新規入国者

・いずれも、日本時間の2022年3月1日午前0時以降に入国、帰国する者で、事前に申請を完了していること。

・日本国内に所在する受入責任者(当該外国人を雇用、事業、興行のために招へいする企業・団体等)が、入国者健康確認システム(ERFS 詳しくは「こちら」をご覧ください。)による申請を完了することが必要です(4を参照ください)。

その他の特段の事情については、「こちら」をご覧ください。

上陸拒否国・地域一覧(2022/4/8現在)

アフガニスタン、アルジェリア、アルメニア、アンゴラ、イラク、ウクライナ、エジプト、エストニア、エスワティニ、エチオピア、

ガーナ、ガボン、カメルーン、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、キルギス、グアテマラ、グレナダ、ケニア、コートジボワール、コモロ、 コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、

サントメ・プリンシペ、ザンビア、シエラレオネ、ジブチ、ジャマイカ、ジンバブエ、スーダン、スロバキア、赤道ギニア、セネガル、セントビンセント及びグレナディーン諸島、セントルシア、ソマリア、

中央アフリカ、

ナイジェリア、ナミビア、

ハイチ、パレスチナ、ベラルーシ、ブルガリア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、

マダガスカル、南アフリカ、南スーダン、マラウイ、モーリタニア、モルドバ、

リビア、リベリア、レソト、レバノン、ロシア

 

2 入国許可を受けた者の入国後の待機等を大幅緩和する。

(1)指定の有効なワクチンを3回接種済みの方

ア 検疫所が確保する宿泊施設等での待機が必要と指定された国・地域((3)参照)からの入国・帰国者

➝ (ア)3日目以降に自主検査しないときは、自宅等で7日間の待機が必要です。

  (イ)自宅等で7日間の待機のうち、3日目以降に自主検査をして陰性であれば、結果を入国者健康確認センターに届出(MySOSアプリの活用)して、確認されて待機解除のお知らせを受けて以後待機が不要となります。

イ ア以外の国・地域からの入国・帰国者

➝ 待機の必要はありません。

(2)ワクチンを3回接種していない方

ア 検疫所が確保する宿泊施設等での待機が必要と指定された国・地域からの入国・帰国者

➝ 検疫所が確保する宿泊施設で3日目待機し、3日目退所時に検査を受け、陰性であれば以後待機が不要となります。

イ ア以外の国・地域からの入国・帰国者

➝ (ア)3日目以降に自主検査しないときは、自宅等で7日間の待機が必要です。

  (イ)自宅等で7日間の待機のうち、3日目以降に自主検査をして陰性であれば、結果を入国者健康確認センターに届出して、確認されて待機解除のお知らせを受けて以後待機が不要となります。

・ワクチンを3回接種済みの証明は、ワクチン接種証明書を検疫で提示します。

・有効な接種証明書には、

「政府等公的機関が発行するものであること。」

「ワクチン名又はメーカー名、接種日、接種回数などの記載があること。」

「2回の接種ワクチンの種類は、ファイザー社、アストラゼネカ社、モデルナ社、ヤンセン社製の指定のいずれかのワクチンであること。」

「3回目以降のワクチの種類は、ファイザー社、モデルナ社のいずれかのワクチンであること。」

の条件を満たすものに限ります。

・陽性者、濃厚接触者に該当した場合は、待機期間は短縮されません。

・ただし、別途指定される「オミクロン株以外の変異株が支配的な国・地域」からの入国・帰国者には、自宅等で14日間の待機となります(現在、指定国・地域はありません。)。

・また、空港検疫、のオミクロン株以外の新型コロナ陽性者がある場合は、その者との機内濃厚接触者となったときは、待機期間14日間になることがあります。

(3)指定施設での待機が必要な国・地域と施設での待機日数(丸数字)  *(一部を除き)5月17日現在

 エ

エジプト③

 ハ

パキスタン③

 フ

ブルガリア③ 

南アフリカ共和国③

ラオス③

 ロ

ロシア③

 3 公共交通機関の使用を認める。

上記により、入国時の検体採取等から24時間以内に、待機する自宅等までの移動に限り完了するのであれば、最短経路で交通機関を使用することができます。

・公共交通機関の使用に際しては、感染防止対策(マスク着用、手指消毒、3密(密閉、密集、密接)回避)の徹底が必要です。

4 入国に際しては、次のことを必要とする。

受入責任者のすること

・入国者健康管理システム(ERFS)により、外国人の入国に際しての情報(パスポート番号、待機施設等の住所)を事前登録、申請と誓約事項の同意を行いますと、受付済証が送付されますので、PDFファイルを作成し、新規入国予定外国人に送付します。これを在外公館に査証申請書類と合わせて提出する必要があります。

入国者のすること

・入国時の検疫では、検査証明書の提示、新型コロナウィルス検査、誓約書の提出が必要です。

・出国前72時間以内に検査をして、検査(陰性)証明書、待機期間にかかわるワクチン接種証明書(日本政府の認める有効なワクチン等の記載されたもの)を用意します。

・出国前に「入国者健康居所確認アプリ(MySOS)」を事前登録しておきます。特に、羽田、中部国際、関西、福岡空港で入国手続きをする場合には、搭乗機の日本到着日時の16時間前までに、MySOSから一定の情報(氏名、生年月日、パスポート番号、質問票WEB、誓約書、ワクチン接種証明書など)を登録しますと、入管手続きが簡略(ファストトラック)されますので、事前準備をお勧めします。

ファストトラックとは?

成田国際空港、羽田空港、中部国際空港、関西国際空港、福岡空港から入国する方は、入国する前にMySOSアプリを利用して、入国時の検疫手続きにおいて必要な書類の確認を事前に済ませておくことで、入国後の検疫手続きが簡単に済ませることができます。

・利用する航空便が日本に到着する16時間前までに事前手続きを行う必要があります。

・アプリに、質問票、誓約書、ワクチン接種証明書、出国72時間以内の検査証明書を入力、登録すると、内容の審査により画面の色により処理状況がわかります。 「緑色」=審査完了、「黄色」=事前未登録、「赤色」=内容不備

・入国時の検疫時には、「緑色」の画面を提示するだけで完了します。

 

まとめ

今後も、国内の新型コロナウィルスの感染状況により、水際対策措置の緩慢が想定されます。事業主の方々には措置変更の都度、事業展開が左右されることとなりますが、今回の緩和策により、当面事業の着実な運営に期待されるところです。

 

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