特定技能の手続き

特定技能で働くには、必要な技術をどう証明すればいいですか? (特定技能と仕事 その3)

投稿日:2021年6月30日 更新日:

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令和4(2022)年4月から、これまでの製造3分野(素形材産業分野、産業機械製造業分野、電気・電子情報関連産業分野)を、

「素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業分野」に統合されています。

この記事は、統合前の個々の分野の説明ですが、制度の内容を知るうえで、引き続き参考としてください。

 

 

私の持つ技能を活かせる仕事ならどこででも働けますか?

特定技能は、働ける産業の分野が特定されています。

また、それぞれには、従事できる具体的な業務が決められており、それに対応した評価試験に合格することが必要です。

 

では、どのように技能を証明するのですか?

それぞれの産業分野に定める業務ごとに実施される評価試験などに合格することが必要となります(技能検定に合格した技能実習2号の方は、職種と作業が関連あるときは、特定技能の試験を免除されることがありますので、業務ごとに職種と作業が指定されていますのでチェックが必要です)。

次のとおり、業務ごとに技能水準試験というものがあり、学科試験と実技試験が行われます。

 

特定技能1号のケース

1 介護

介護技能評価試験(学科、実技)

介護福祉士養成施設修了

EPA(経済連携協定)介護福祉士候補者在留期間(4年)満了

があります。

 

2 ビルクリーニング

ビルクリーニング分野特定技能1号評価試験の試験があります。

 

3 素形材産業

・鋳造 製造分野特定技能1号評価試験(鋳造)

・鍛造 製造分野特定技能1号評価試験(鍛造)

・ダイガスト 製造分野特定技能1号評価試験(ダイガスト)

・機械加工 製造分野特定技能1号評価試験(機械加工)

・塗装 製造分野特定技能1号評価試験(塗装)

・金属プレス加工 製造分野特定技能1号評価試験(金属プレス加工)

・工場板金 製造分野特定技能1号評価試験(工場板金)

・めっき 製造分野特定技能1号評価試験(めっき)

・アルミニウム陽極酸化処理 製造分野特定技能1号評価試験(アルミニウム陽極酸化処理)

・仕上げ 製造分野特定技能1号評価試験(仕上げ)

・機械検査 製造分野特定技能1号評価試験(機械検査)

・機械保全 製造分野特定技能1号評価試験(機械保全)

・塗装 製造分野特定技能1号評価試験(塗装)

・溶接 製造分野特定技能1号評価試験(溶接)

これらの試験があります。

 

4 産業機械製造

・鋳造 製造分野特定技能1号評価試験(鋳造)

・鍛造 製造分野特定技能1号評価試験(鍛造)

・ダイカスト 製造分野特定技能1号評価試験(ダイカスト)

・機械加工 製造分野特定技能1号評価試験(機械加工)

・金属プレス加工 製造分野特定技能1号評価試験(金属プレス加工)

・鉄工 製造分野特定技能1号評価試験(鉄工)

・工場板金 製造分野特定技能1号評価試験(工場板金)

・めっき 製造分野特定技能1号評価試験(めっき)

・仕上げ 製造分野特定技能1号評価試験(仕上げ)

・機械検査 製造分野特定技能1号評価試験(機械検査)

・機械保全 製造分野特定技能1号評価試験(機械保全)

・電子機器組立て 製造分野特定技能1号評価試験(電子機器組立て)

・電気機器組立て 製造分野特定技能1号評価試験(電気機器組立て)

・プリント配線板製造 製造分野特定技能1号評価試験(プリント配線板製造)

・プラスチック成形 製造分野特定技能1号評価試験(プラスチック成形)

・塗装 製造分野特定技能1号評価試験(塗装)

・溶接 製造分野特定技能1号評価試験(溶接)

・工業包装 製造分野特定技能1号評価試験(工業包装)

これらの試験があります。

 

5 電気電子情報関連産業

・機械加工 製造分野特定技能1号評価試験(機械加工)

・金属プレス加工 製造分野特定技能1号評価試験(金属プレス加工)

・工場板金 製造分野特定技能1号評価試験(工場板金)

・めっき 製造分野特定技能1号評価試験(めっき)

・仕上げ 製造分野特定技能1号評価試験(仕上げ)

・機械保全 製造分野特定技能1号評価試験(機械保全)

・電子機器組立て 製造分野特定技能1号評価試験(電子機器組立て)

・電気機器組立て 製造分野特定技能1号評価試験(電気機器組立て)

・プリント配線板製造 製造分野特定技能1号評価試験(プリント配線板製造)

・プラスチック成形 製造分野特定技能1号評価試験(プラスチック成形)

・塗装 製造分野特定技能1号評価試験(塗装)

・溶接 製造分野特定技能1号評価試験(溶接)

・工業包装 製造分野特定技能1号評価試験(工業包装)

これらの試験があります。

 

6 建設

・型枠施工 建設分野特定技能1号評価試験(型枠施工)、技能検定3級(型枠施工)

・左官  建設分野特定技能1号評価試験(左官)、技能検定3級(左官)

・コンクリート圧送  建設分野特定技能1号評価試験(コンクリート圧送)

・トンネル推進 建設分野特定技能1号評価試験(トンネル推進工)

・建設機械施工 建設分野特定技能1号評価試験(建設機械施工)

・土工 建設分野特定技能1号評価試験(土工)

・屋根ふき 建設分野特定技能1号評価試験(屋根ふき)、技能検定3級(かわらぶき)

・電気通信 建設分野特定技能1号評価試験(電気通信)

・鉄筋施工 建設分野特定技能1号評価試験(鉄筋施工)、技能検定3級(鉄筋施工)

・鉄筋継手 建設分野特定技能1号評価試験(鉄筋継手)

・内装仕上げ・表装 建設分野特定技能1号評価試験(内装仕上げ)、技能検定3級(内装仕上げ施工)

・とび 建設分野特定技能1号評価試験(とび)技能検定3級(とび)

・建築大工 建設分野特定技能1号評価試験(建築大工)、技能検定3級(建築大工)

・配管 建設分野特定技能1号評価試験(配管)、技能検定3級(配管)

・建築板金 建設分野特定技能1号評価試験(建築板金)、技能検定3級(建築板金(内外装板金作業))

・保温保冷 建設分野特定技能1号評価試験(保温保冷)

・吹付ウレタン断熱 建設分野特定技能1号評価試験(吹付ウレタン断熱)

・海洋土木工 建設分野特定技能1号評価試験(海洋土木工)

これらの試験があります。

 

7 造船、船用工業

特定技能1号

・溶接 造船・舶用工業分野特定技能1号試験(溶接)

・塗装 造船・舶用工業分野特定技能1号試験(塗装)、技能検定3級(塗装)

・鉄工 造船・舶用工業分野特定技能1号試験(鉄工)、技能検定3級(鉄工)

・仕上げ 造船・舶用工業分野特定技能1号試験(仕上げ)、技能検定3級(仕上げ)

・機械加工 造船・舶用工業分野特定技能1号試験(機械加工)、技能検定3級(機械加工)

・電気機器組立て 造船・舶用工業分野特定技能1号試験(電気機器組立て)、技能検定3級(電気機器組立て)

これらの試験があります。

 

8 自動車整備

自動車整備分野特定技能評価試験、自動車整備士技能検定3級の試験があります。

 

9 航空

・空港グランドハンドリング 特定技能評価試験(航空分野:空港グランドハンドリング)

・航空機整備 特定技能評価試験(航空分野:航空機整備)

これらの試験があります。

 

10 宿泊

宿泊業技能測定試験があります。

 

11 農業

・耕種農業全般 農業技能測定試験(耕種農業全般)

・畜産農業全般 農業技能測定試験(畜産農業全般)

これらの試験があります。

 

12 漁業

・漁業 漁業技能測定試験(漁業)

・養殖業 漁業技能測定試験(養殖業)

これらの試験があります。

 

13 飲食料品製造業

飲食料品製造業技能測定試験の試験があります。

 

14 外食業

外食業技能測定試験の試験があります。

 

特定技能2号のケース

建設

・型枠施工 建設分野特定技能2号評価試験(型枠施工)、技能検定1級(型枠施工)

・左官 建設分野特定技能2号評価試験(左官)、技能検定1級(左官)

・コンクリート圧送 建設分野特定技能2号評価試験(コンクリート圧送)、技能検定1級(コンクリート圧送施工)

・トンネル推進工 建設分野特定技能2号評価試験(トンネル推進工)

・建設機械施工 建設分野特定技能2号評価試験(建設機械施工)

・土工 建設分野特定技能2号評価試験(土工)

・屋根ふき 建設分野特定技能2号評価試験(屋根ふき)、技能検定1級(かわらぶき)

・電気通信 建設分野特定技能2号評価試験(電気通信)

・鉄筋施工 建設分野特定技能2号評価試験(鉄筋施工)、技能検定1級(鉄筋施工)

・鉄筋継手 建設分野特定技能2号評価試験(鉄筋継手)

・内装仕上げ・表装 建設分野特定技能2号評価試験(内装仕上げ)、技能検定1級(内装仕上げ施工)、技能検定1級(表装)

・とび 建設分野特定技能2号評価試験(とび)、技能検定1級(とび)

・建築大工 建設分野特定技能2号評価試験(建築大工)、技能検定1級(建築大工)

・配管 建設分野特定技能2号評価試験(建築配管)、技能検定1級(配管)

・建築板金 建設分野特定技能2号評価試験(建築板金)、技能検定1級(建築板金(内外装板金作業・ダクト板金作業))

・保温保冷 建設分野特定技能2号評価試験(保温保冷)、技能検定1級(熱絶縁施工(保温保冷工事作業))

・吹付ウレタン断熱 建設分野特定技能2号評価試験(吹付ウレタン断熱)、技能検定1級(熱絶縁施工(吹付硬質ウレタンフォーム断熱工事作業))

・海洋土木工 建設分野特定技能2号評価試験(海洋土木工)

という試験があります。

 

造船、船用工業

・溶接 造船・舶用工業分野特定技能2号試験(溶接)

という試験があります。

 

技能実習であれば、試験が免除される?

技能実習で技能試験や日本語能力試験が免除されるのは、

(1)第2号企業単独型技能実習または

第2号団体管理型技能実習のいずれかを

良好に修了している者で、

+

(2)修得した技能が、従事しようとする業務に必要な技能と関連性がある

場合です。

団体監理型が、企業単独型よりも多いですが、これはいわゆる「組合」を通じて技能実習しているパターンです。

 

試験が免除される具体的な内容は、「特定技能と仕事 (その4)」をご覧ください!

 

 

日本語があまり得意ではありませんが、大丈夫ですか?

どの業務にも一定の技能試験の他、一定レベルの日本語能力試験も必要です。

試験は、読解試験とヒアリング試験があります。

共通するのは、

日本語能力水準は、①国際交流基金日本語基礎テスト、

②日本語能力試験(N4以上)

のいずれかに合格することです。

ただし、介護には、さらに+③介護日本語評価試験合格が必要です。

 

では、どれくらいの日本語であるかを②の日本語能力試験のN4とは、どの程度でしょうか。

たとえば、「日本語能力試験」を参考にすると、レベルには、N1からN5まであります。

 

特定技能1号に必要なれべるは、少なくともレベルN4であり、その目安は、

「基本的(きほんてき)な日本語(にほんご)を理解することができる」とし、

「読む(よむ)」力は、

「基本的(きほんてき)な語彙(ごい)や漢字(かんじ)を使かって書かかれた日常生活でも身近な話題の文章を、読んで理解(りかい)することができる。」こと、

「聞く(きく)」力は、

「日常的な場面(ばめん)で、ややゆっくりと話(はな)される会話(かいわ)であれば、内容(ないよう)がほぼ理解(りかい)できる。」こと、

が目安となっています。

なお、介護福祉士養成施設修了(学校)の方には、日本語能力試験は免除されます。

 

参考: JFT-Basic 国際交流基金日本語基礎テスト (jpf.go.jp)  日本語能力試験 JLPT  Nursing care skills evaluation test and Nursing care Japanese language evaluation test | TOP | Prometric (prometric-jp.com)

 

引き続き、「特定技能と仕事 (その4)」をご覧ください。

「特定技能」についての詳細な説明を順次していきますので、画面最下部にあります「特定技能の手続き」の「関連記事」が表示されておりますし、そこに表示されていない他の記事も「関連記事」の上の「特定技能の手続き」や記事の最下部の「PREV」「NEXT」をクリックしていただければご覧いただけます。

引き続きご利用いただけましたら幸いです。

 

 

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