新型コロナの世界的な感染拡大を受けて、これまで外国から入国するにあたっては、入国拒否を原則として、日本人や再入国者などに対する緩和措置がなされていましたが、2022年6月1日からは、オミクロン株が支配的な国・地域を「赤」「黄」「青」に区分し、新型コロナワクチンの3回接種者には、自宅などの待機や待機不要とする措置に切り替わってきています。その水際対策も、感染状況などを踏まえ、少しずつ修正されています。(参考:「こちら」)
【改正点】
今回は、2022年9月14日から、自宅などでの待機中に入国者が検査する場合の検査方法の変更です。
これまで、「赤」の国・地域からのワクチン接種証明書を保持する入国者及び「青」の国・地域からのワクチン接種証明書を保持しない入国者は、自宅などでの待機し、3日目(入国の翌日が1日目)以降に「PCR検査」を自主的に行い、陰性であれば所定の届出などの手続きを行えば、待機解除とされていましたが、
今回、3日目の検査は、「PCR検査」の他に「抗原定量検査」を追加し、いずれかを1回実施して陰性であれば、
また、
2日目と3日目の両日に、「抗原定性検査」を1回ずつ実施し、2回とも陰性であれば、
いずれも、所定の手続(MySOS(入国者健康居所確認アプリ)から入国者健康確認センターに届出)を経て、その後の待機が解除されることとされました。
*「PCR」、「抗原定量検査」、「抗原定性検査」については、「こちら」をご覧ください。
この措置は、令和4(2022)年9月 14 日午前0時(日本時間)以降に帰国・入国者に適用されます。
「抗原定性検査キット」は、到着空港の検疫所で配布されます。
改正前
1日目 | 2日目 | 3日目 | |
① | PCR検査 |
↓
改正後
1日目 | 2日目 | 3日目 | |
① | PCR検査 | ||
② | 抗原定量検査 | ||
③ | 抗原定性検査 | 抗原定性検査 |
*②と③が追加されました。
【対応一覧】
入国14日前に滞在した国・地域別の対応は、次のとおりとなります。
国・地域 | ワクチン3回接種 | 出向72時間検査 | 入国時検査 | 待機場所への公共交通機関利用入国時検査 | 待機場所 | 待機期間・検査等 | ||||
3日間 | 2+3日目の2回検査 | 3日目の1回検査 | 検査結果 | 4~5日目 | ||||||
赤 | 有 | 不要 | 有 | 可 | 自宅など | 待機 | ー | 有(注1) | 陰性 | 解除 |
待機 | 有(注2) | ー | 陰性 | 解除 | ||||||
待機 | ー | 無 | ー | 待機 | ||||||
無 | 要 | 有 | 不可 | 宿泊施設 | 待機 | ー | 有 | 陰性 | 解除 | |
黄 | 有 | 不要 | 無 | 可 | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
無 | 要 | 有 | 可 | 自宅など | 待機 | ー | 有(注1) | 陰性 | 解除 | |
待機 | 有(注2) | ー | 陰性 | 解除 | ||||||
待機 | ー | 無 | ー | 待機 | ||||||
青 | 有 | 不要 | 無 | 可 | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
無 | 要 | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
(注1) PCR検査又は抗原定量検査のいずれかを3日目(以降)に1回検査する。
(注2) 抗原定性検査をキットを用いて、2日目と3日目とそれぞれ1回ずつ検査する。いずれも陰性であれば、4日目からは待機解除となる。
併せて、「2022年6月1日からの水際対策(概略)」
もご覧ください。
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