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2022年10月11日から
詳しくは、「こちら」をご覧ください。
下記の2022/9/7からの対応表の一部に改正(9/14から適用)がありましたので、「こちら」とともにご覧ください。
【速報】
2022/9/22の報道によりますと、次のように、10/11から水際対策の一部見直しする旨の首相表明がありました。
①一日当たりの受入れ人数上限を撤廃する。
②添乗員の有無にかかわらず、団体ツアーに限定した観光目的の入国の他、個人旅行も解禁する。
③短期滞在であれば査証(ビザ)の取得を免除する。
1 はじめに
2022年7月に入ると、新型コロナの感染者数が激増し、いわゆる第7期を迎えました。最近では世界で最多の感染者数を記録するなど、なかなか感染の減少に向かない状況が続いております。
なかでも、夏休みを利用して海外観光する日本人が増えていますが、帰国する際には、出国72時間前に現地でのPCR検査などにより陰性でなければ入国できないというのがこれまでの措置でしたが、いざ検査となると現地での実施医療機関が少ない、費用が高いなどの問題がクローズアップされるようになりました。
2 水際対策の変更内容
これを受けてか、次のように措置の見直しが公表されました(いずれも、9月7日午前0時(日本時間)から)。
(1)出国前検査証明提出の見直し
オミクロン株(B.1.1.529 系統の変異株)が支配的となっている国・地域(注記 対象は、「赤」、「黄」、「青」に分類された国・地域)からの全ての帰国者・入国者について、
新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種証明書(外務省及び厚生労働省において有効と確認し、別に定められたワクチン3回目接種済みであることの証明書(注記 ワクチン接種証明書)を保持している場合は、
出国前72 時間以内の検査証明の提出を求めない。
「水際対策強化に係る新たな措置(31)(出国前検査陰性証明保持の見直し)」 (2022/8/25)
これにより、変更前後の措置を表に整理しました。2022年9月6日までの措置と9月7日からの措置とを比較しますと、次のようになります。赤字が変更箇所です。
2022年9月6日まで
国・地域 | ワクチン3回接種 | 出向72時間検査 | 入国時検査 | 待機場所への公共交通機関利用入国時検査 | 待機場所 | 待機期間・検査等 | |||
3日間 | 3日目検査 | 検査結果 | 4~5日目 | ||||||
赤 | 有 | 要 | 有 | 可 | 自宅など | 待機 | 有 | 陰性 | 解除 |
待機 | 無 | ー | 待機 | ||||||
無 | 要 | 有 | 不可 | 宿泊施設 | 待機 | 有 | 陰性 | 解除 | |
黄 | 有 | 要 | 無 | 可 | ー | ー | ー | ー | ー |
無 | 要 | 有 | 可 | 自宅など | 待機 | 有 | 陰性 | 解除 | |
待機 | 無 | ー | 待機 | ||||||
青 | 有 | 要 | 無 | 可 | ー | ー | ー | ー | ー |
無 | 要 | ー | ー | ー | ー | ー |
↓
2022年9月7日から
国・地域 | ワクチン3回接種 | 出国72時間前 | 入国時検査 | 待機場所目の公共交通機関利用利用 | 待機場所 | 待機期間・検査等 | |||
3日間 | 3日目検査 | 検査結果 | 4~5目 | ||||||
赤 | 有 | 不要 | 有 | 可 | 自宅など | 待機 | 有 | 陰性 | 解除 |
待機 | 無 | ー | 待機 | ||||||
無 | 要 | 有 | 不可 | 宿泊施設 | 待機 | 有 | 陰性 | 解除 | |
黄 | 有 | 不要 | 無 | 可 | ー | ー | ー | ー | ー |
無 | 要 | 有 | 可 | 自宅など | 待機 | 有 | 陰性 | 解除 | |
待機 | 無 | ー | 待機 | ||||||
青 | 有 | 不要 | 無 | 可 | ー | ー | ー | ー | ー |
無 | 要 | ー | ー | ー | ー | ー |
↓
2022/9/14から
一部改正(待機中に自主的に行う検査方法の見直し)がありますので、「こちら」をご覧ください。
・自宅などでの待機期間中は、「入国者健康確認センター」がフォローアップを行います。
・待機の方の行うべき事項は、「こちら」をご覧ください。
・検査(自宅で行う自主検査)の結果は、厚生労働省に届け、待機解除の通知が来れば待機修了となり、自由行動となります。
【陰性の届出と解除のタイミング】
・「18:00までの届出」→確認・受理された場合「明日から待機解除となります。」との通知が当日中に届きます。
・「18:01以降の届出」→翌日の確認・受理となりますので、4日目に「本日から待機解除となります。」と通知が届きます。
・3日目の検査結果を4日目に届け出た場合
→「18:00までの届出」であれば当日中の解除
→「18:01以降の場合」は、5日目から待機解除となります。
・赤、黄・青の国・地域、その他詳細については、「2022年6月1日からの水際対策(概略)」をご覧ください。
(2)外国人観光客の入国制限の見直し
旅行代理店等を受入責任者とするパッケージツアーについて、添乗員を伴わないものも認めることとし、対象国・地域も全ての国・地域に拡大する。
「水際措置の見直しについて」 (内閣官房及び法務省始め4省連名 2022/9/1)
「水際対策強化に係る新たな措置(32)(観光目的の短期間の滞在の新規入国の見直し)」 ( 2022/9/1)
これまでは、「青」の国・地域からの観光目的の外国人の入国は、旅行代理店等が受入責任者として、添乗員付きのパッケージツアーに限定して受け入れるとしてきましたが。
今回の見直しは、「赤」「黄」「青」の区別なく、全ての国から、添乗員がないパッケージツアーについても可能とするものです(引き続き、旅行代理店等が受入責任者となることが必要です)。
これは、社会経済活動の維持、拡大が喫緊の課題となっており、なかでも外国人観光の激減による関連産業の低迷は深刻な状況にもあることなどを背景に、観光目的の外国人の増加策としての見直しが必要となってきたものと推察します。
なお、「本邦への上陸申請前14日以内に滞在した国・地域及び有効なワクチン接種証明書の保持の有無により、入国時の検査及び待機を求められる場合がある」(注)としていますから、
観光目的の入国者であっても、「赤」「黄」の国・地域からの3回のワクチン未接種者は、入国後3日間は宿泊施設などでの待機が必要となります。
(注)「「6月10日からの外国人観光客の受入開始」及び「9月7日からの添乗員を伴わないパッケージツアーの受入開始」等の Q&A (令和4年9月6日時点)」
(3)入国者総数の引上げ
入国者総数の上限について、現在の1日 20,000 人目途を、1日50,000 人目途に引き上げることとする。
「水際措置の見直しについて」 (内閣官房及び法務省始め4省連名 2022/9/1)
参考までに、上限の推移は次のとおりです。
◇2021/12/1(3,500人) → ◇2022/3/1(5,000人) → ◇2022/3/14(7,000人) → ◇2022/4/10(10,000人) → ◇2022/6/1(20,000人) → ◇2022/9/7(50,000人)
・2022/6/1以降の水際対策の変遷については、「こちら」をご覧ください。
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